企業が顧客に提供するものといえば、これまでは「商品」や「サービス」が中心でした。
ただし、似たような商品やサービスが増え、SNSを通して日々たくさんの情報に触れるようになった今、
「何を買ったか」だけではなく、
「そこでどんな体験をしたか」
も、企業やブランドの印象を左右するようになっています。
実際に、さまざまな企業が「商品を販売する」だけではない体験づくりに取り組んでいます。
最近、商品やサービスそのものだけではなく、
「そこでどんな体験ができるか」
を大切にする企業が増えています。
ワークショップに参加したり、目の前でアーティストが作品をつくる様子を見たり、みんなで一つの作品を完成させたり。
実は、私たちの身近な企業でも「アート」を使った体験づくりが取り入れられています。
では、企業がわざわざアート体験を取り入れることで、どんなメリットがあるのでしょうか?
実は身近な企業でも。広がる「アート体験」
🏨星野リゾート|「宿泊」✖️「アート体験」をプラス
星野リゾートでも、宿泊するだけではないアートやものづくりの体験が取り入れられています。
🎨「界 仙石原」ではアーティストの作品展示や一緒に作品をつくる体験
🎨「OMO3浅草」では老舗の提灯への絵付けや浮世絵ポストカード制作体験
🎨「青森屋」では金魚ねぷたなどの色付けやうちわ制作を楽しめるプログラムを実施しています。
旅先で自分の手を動かして作品をつくることで、
「どこに泊まったか」だけではなく、「そこで何をしたか」まで旅の思い出になる。
いつもの宿泊サービスにアート体験を加えることで、そこで過ごす時間そのものに新しい価値が生まれています。
🛍️大丸札幌店|いつもの買い物に、アートとの出会いを
大丸札幌店では、アーティストによるライブペイントや、お客様が参加できるワークショップなどを開催しています。
いつもの買い物の途中で、アーティストが作品をつくる瞬間に出会ったり、
自分自身も作品づくりを楽しんだり。
大掛かりな施設をつくらなくても、普段の店舗にアートをプラスするだけで、
「今日はいつもとちょっと違った」という体験をつくることができます。
☕️スターバックス|地域の人と一緒につくり、店舗に残す
スターバックスでは、地域の人たちも参加するアートプロジェクトを行っています。
例えば沖縄では、地域の人たちとビーチクリーンを行い、
集めた海洋ごみを素材にアーティストが作品を制作。
完成した作品は、沖縄県内のスターバックス店舗にも展示されています。
ただ完成した作品を見るだけではなく、作品が生まれる過程に地域の人自身が関わり、その作品がその場所に残っていく。
「自分もこの作品づくりに関わった」という体験が、
店舗や地域への親しみにつながる取り組みです。

では、こうした取り組みは企業にとって、どんなメリットがあるのでしょうか?
1.商品やサービス以外の「記憶」を残せる
商品を買った。
ホテルに泊まった。
お店に行った。
それだけでは、時間が経つと記憶が薄れてしまうこともあります。
でも、
「そこで絵を描いた」
「家族と一緒に作品をつくった」
「目の前で大きな作品が完成するところを見た」
そんな体験が加わると、その場所で過ごした時間そのものが思い出になります。
「この会社や店舗で、こんなことをした」
という記憶をつくれることは、体験型イベントの大きなメリットです。
2.企業や店舗への親しみをつくれる
広告を見るだけでは、企業からお客様への一方向のコミュニケーションになりがちです。
一方、ワークショップや参加型アートでは、お客様自身がその場に参加します。
つくる。話す。見る。一緒に楽しむ。
企業とお客様が同じ時間を共有することで、
「知っている企業」から「実際に体験したことがある企業」へ。
企業との距離が少し近くなるきっかけをつくることができます。
3.他社との差別化につながる
同じような商品やサービスが増えている今、
「何を提供しているか」だけでは、違いを伝えることが難しい場合もあります。
そこで一つの違いになるのが、
「そこで、どんな時間を過ごせるか」
という体験です。
同じホテルでもアーティストと作品をつくれる。
同じ商業施設でもライブペイントを見ることができる。
同じ店舗でも、自分が参加したり、地域の人が参加した作品が飾られている。
こうした体験は、その企業や場所ならではの魅力に繋がります。
4.企業の想いやブランドを「体験」で伝えられる
アートは、企業が大切にしていることを伝える方法にもなります。
たとえば環境をテーマにしたアート。
地域の文化を取り入れた作品づくり。
周年をテーマに社員みんなでつくる一枚の作品。
言葉で「私たちは地域を大切にしています」「環境について考えています」と伝えるだけではなく、実際に参加してもらうことで、企業の想いを体験として伝えることができます。
5.イベント後にも価値を残せる
アート体験の面白いところは、イベントが終わったあとにも「作品」が残ることです。
参加者がつくった作品を持ち帰る。
社員みんなで制作した作品をオフィスに飾る。
お客様や地域の人とつくった作品を店舗に展示する。
イベント当日の楽しさだけでなく、
作品を見るたびに、そのときの体験を思い出してもらえる。
これはアートならではの特徴です。
アート体験は、意外と気軽に取り入れられる

「企業でアートを取り入れる」と聞くと、大きな作品を購入したり、美術館のような空間をつくったりするイメージがあるかもしれません。
でも、もっと気軽な形でも取り入れることができます。
たとえば、
🌟アートワークショップ
お客様や社員やスタッフが自分で作品づくりを楽しむ。
🌟ライブペイント
アーティストが目の前で作品を完成させ、その過程もイベントとして楽しむ。
🌟参加型アート
社員やお客様とアーティストが一緒に一つの作品を完成させる。
🌟作品展示・ギャラリートーク
いつもの店舗や施設を期間限定のギャラリーにして、アーティスト本人から作品について話を聞く。
など。
大掛かりな設備がなくても、普段使っている店舗、オフィス、ホテル、施設などにアーティストを招くことで実施できます。
「いつもの場所」に、ちょっと特別な体験を
アートを取り入れる目的は、単に「おしゃれにすること」ではありません。
お客様に楽しんでもらう。
社員同士が交流する。
企業の想いを伝える。
地域との接点をつくる。
そして、
「ここでこんな体験をした」
という記憶をつくること。
商品やサービスだけではつくれない、新しい企業と人とのつながりを、アートは生み出すことができます。
私たちは企業や施設とアーティストをつなぎ、目的や場所に合わせて、アートワークショップ、ライブペイント、作品展示、ギャラリートークなどをご提案しています。
いつもの場所に、アートで少し特別な時間を。
「自社だったらどんなことができる?」という段階からでも、お気軽にご相談ください。

